都市にひそむミエナイモノ展

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佐藤朋子

過去と未来が交錯する
「もうひとつの東京」とは

オバケ東京のためのインデックス 序章 Dual Screen Version

佐藤朋子
佐藤朋子
佐藤朋子

作品紹介

いま、わたしたちがいる東京に「もうひとつの東京」が生まれるとしたら?

芸術家・岡本太郎は、日本の高度経済成長期であった1960年代に「オバケ東京」という都市論を発表しました。

ここでいう「オバケ」とは、幽霊や妖怪の類ではなく、あるものごとを反対の角度から見つめたときに沸き立つ想像力のこと。「オバケ東京」とは、新鮮で、魅力的で、いまの東京を触発するようなものであるべきだという構想でした。

土地や歴史の膨大なリサーチをもとに、その場所に新たな語りを付与する手法を開拓する佐藤朋子は、この岡本太郎の「オバケ東京」論に着目。さらに同時代に生まれ、東京を破壊していった「怪獣ゴジラ」という存在の軌跡を追いかけるレクチャー型パフォーマンスと関連資料を展開します。

そこでは、都市の複雑な歴史にひそむ見えないものたちの存在と現在の東京とが接続されることで、まだ見ぬ未来の東京への想像力がかきたてられるかもしれません。

プロフィール

佐藤朋子

佐藤朋子

1990年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。自身の身体を用いた広範囲な調査をもとに物語を構築し、レクチャーの形式を用いた「語り」の芸術実践を行う。近年のプロジェクトに『往復朗読』『オバケ東京のためのインデックス』など。