都市にひそむミエナイモノ展

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菅野創+加藤明洋+綿貫岳海

人工生命は環境から
どんな影響を受けるのか

かぞくっち

作品画像
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作品紹介

都市の見えないところで、人工生命の家族が自由に暮らしている。《かぞくっち》は、そんな未来の姿を予見させるデジタル人工生命作品です。

ここでは東京都の勾配を模した展示台の上を、小さなロボットたちが動き回っています。

実はこのロボットは、かぞくっちの「家」。その家のなかでは人工生命の家族が暮らしています。

それら個々の生命はNFTに登録され、子どもを産んだり、寿命を終えたりといった生の痕跡が記録されていきます。

今回展示された「東京」の舞台では、約10分のサイクルで昼と夜が訪れます。

この東京をのびのびと移動する「家」ロボットの周辺環境は、その家で暮らすかぞくっちの生態にも影響を与えます。

よく観察してみると、明るさや時間帯、傾斜などの環境によって、かぞくっちたちの性格や形状、行動パターンに変化が起きていくのがわかります。

人工生命の視点を通して、普段のわたしたちが都市環境から受ける影響との対比を考えてみるのも面白いかもしれません。

展示協力

小野田裕士

プロフィール

菅野創+加藤明洋+綿貫岳海

菅野創+加藤明洋+綿貫岳海

自作の機械やロボットを用いた作品を制作する菅野創、ブロックチェーンが作る新たな社会の可能性を探る加藤明洋、群衆シミュレーションの手法で作品を手掛ける綿貫岳海の3名のクリエイターから成るチーム。2022年《かぞくっち》プロジェクトを始動。 Photo : Ioto Yamaguchi

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