Tomo Kihara & Playfool
都市でAIに見つからないためには
How (not) to get hit by a self-driving car
作品紹介
AIはわたしたち人間の姿をどう捉えているのでしょう?
たくさんの画像データを学習したAIは、人間と犬の違いを瞬時に見分けることができます。
今後の活用が期待される自動運転車は、そうしたAI技術をもとにさらなる安全性の向上が目指されています。
けれど、もし子どもが段ボールのなかに隠れていたら? 犬のマネをしていたら? はたしてAIはそれらを「人間」と判断できるのでしょうか。
本作品は、AIに歩行者と検知されないように横断歩道を渡り切るゲームです。
AIに人間と検知されたら負け。勝つためにはAIの目を巧みにだまして、歩行者と見分けられないような工夫をしてゴールまでたどりつく必要があります。
結果、プレイヤーが勝利するたびに「AIが歩行者を検知できなかったデータ」が蓄積されていきます。
本作品はこうした遊びを通じて人々の行動の多様なバリエーションを集めることで、従来のデータだけでは気づけなかった新たな視点をAIに与え、今後の技術発展に貢献する可能性ももっています。