gluon + 3D Digital Archive Project
建築・都市の記憶を
後世に残すことはできるか
Metabolism Quantized
作品紹介
かつて「名建築」と評された建築たちが、現代の技術でよみがえる。gluonを中心とした3D Digital Archive Projectでは、老朽化などで惜しくも解体された建築物を精緻な3Dデータとして保存し、そのリアルな質感や構造をデジタルで人々に体感してもらうことで、建築に新たな命を与えるプロジェクトを展開しています。
これらの技術を使えば、今後は世界中から参加可能な建築ツアーが開催されたり、コンサートなどのイベントがバーチャル空間で実施されることで、姿を消した建物に新たな思い出が生まれていくかもしれません。
物理空間に存在した建物に、現代の技術をかけ合わせ、デジタル上で新たな用途を見出していく。
そのプロセスは、まるで細胞が入れ替わるように、建築のメタボリズム(新陳代謝)を促す試みともいえます。
さらには、現存する建物や都市を3Dデータ化することで、デジタル世界と物理世界をつなぎ、人やロボット、アバターなどと共存する世界をつくる「Common Ground」の構想も始まっています。
展示協力
株式会社ホロラボ、クモノスコーポレーション株式会社