わたしのからだは心になる?展

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ノガミカツキ

わたしのからだは心になる? 展

わたしのからだは 不要 になる

仮想支配

プロフィール

ノガミカツキ

ノガミカツキ

新潟県出身、オーストリア在住。武蔵野美術大学在学中より海外の国際芸術祭等に出展し17カ国で作品を発表。近年は人間の顔や肌をモチーフに、外見から形成されるアイデンティティについて問い続けている。2017年 アルス・エレクトロニカ栄誉賞。2018年 Forbes Japan「30 UNDER 30」に選出。

作品紹介

近年普及したソーシャルVRの世界では、美少女から宇宙人まで、自身のアバターを自由に変えて楽しむことができます。

そうしてVRの身体に没入するうち、自分が若くなったと感じるなど、バーチャルの身体のほうが自分に近いと感じる現象も一部で起きています。

さらにVR空間では自在に操作できるはずの体が、実際には壁にぶつかったり腕が曲がらなかったりと物理的な制約を受けるため、次第に生身の体をジャマだと感じることもあるようです。

ノガミカツキ本人が登場する《仮想支配》は、この身体感覚が侵食される状況に抵抗を試みるパフォーマンス型作品です。

物理と仮想の間で生じる奇妙なねじれを利用しながら、自身のVRの身体をなんとか支配しようと挑む行為を通して、新たな身体アイデンティティの行方を問いかけます。

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