ノガミカツキ
わたしのからだは心になる? 展
わたしのからだは心になる? 展
わたしのからだは 不要 になる
仮想支配
プロフィール
作品紹介
近年普及したソーシャルVRの世界では、美少女から宇宙人まで、自身のアバターを自由に変えて楽しむことができます。
そうしてVRの身体に没入するうち、自分が若くなったと感じるなど、バーチャルの身体のほうが自分に近いと感じる現象も一部で起きています。
さらにVR空間では自在に操作できるはずの体が、実際には壁にぶつかったり腕が曲がらなかったりと物理的な制約を受けるため、次第に生身の体をジャマだと感じることもあるようです。
ノガミカツキ本人が登場する《仮想支配》は、この身体感覚が侵食される状況に抵抗を試みるパフォーマンス型作品です。
物理と仮想の間で生じる奇妙なねじれを利用しながら、自身のVRの身体をなんとか支配しようと挑む行為を通して、新たな身体アイデンティティの行方を問いかけます。